書籍の紹介：モチベーション3.0
子供を助ける9つのアイデア(3)
モチベーション3.0を取り入れている学校を選ぶ
本書はアメリカの本ですので、本書ではアメリカの5つの学校について紹介されています。 残念ながら日本の学校の中でモチベーション3.0を積極的に取り入れている学校があるかどうかについての情報は私も持ち合わせていないのですが、 学校の説明会に参加した時に、モチベーション3.0に合致するかどうかをチェックしてみるとよいと思います。 自律的か？熟達を促す内容か？正しい目的を持たせる指導がされているか？などですね。
アンスクーラーから学ぶ
アメリカでは、過去20年以上にわたり、ホームスクーリングが猛烈な勢いで増えています。 その中でも、急速な伸びを見せているのがアンスクーラーです。 アンスクーラーとは、公式の学習カリキュラムを用いずに、子供が興味を持つことを追及し学習させる家庭のことです。 何を学ぶかは子供が決め、好きなだけ時間をかけて望むだけ深く掘り下げますので、自律性と熟達を促します。
ご家庭がアンスクーラーになるかどうかは別として、 この考え方から得られるものは多いと思います。 本書では、さらに詳しく知りたい人の為に「バカをつくる学校」を読むことを勧めています。
生徒を先生に変える
生徒が内容をしっかり把握したかどうかを確認する最良の方法は、生徒が他人にその内容を説明することです。 上手く説明できれば、その内容をしっかり理解できたことが確認できます。
これも私が家庭教師などで良く使うテクニックです。 ちゃんと答えが出た場合でも、なぜその答えが出たのかについて過程を良く生徒に聞きます。 正解を出していた場合でも、聞いてみると案外理解していないことは多いのです。
